コマンドマガジン174号

価格: ¥3,600 (税込 ¥3,960)
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――鞭の音も立たぬ静まりかえった夜半、密かに河を渡る上杉軍。夜明けとともに数千の上杉軍と謙信の旗指物を眼中に認めた武田信玄は驚きを隠すことが出来なかった。
千載一遇の好機に上杉謙信は武田の陣中に肉薄し信玄目掛け刃を振り下ろすが、念願叶わず撃ち漏らす――
詩吟でも知られる頼山陽の『川中島』。幾度となく武田信玄と上杉謙信はこの「川中島」で相対することになったが、通説によると4回目となる川中島の戦いが、まさに両軍死闘を繰り広げたこの戦いに当たる。


付録ゲーム:永禄辛酉 川中島合戦  The Battle of Kawanakajima 1561
ゲームデザイン:河合秀郎

『永禄辛酉 川中島合戦』は、領土拡大を巡って武田信玄と上杉謙信が信濃国(現在の長野県)で激突した5回の戦いの内、1561年におこった4回目の戦いをテーマにした対戦型のシミュレーションウォーゲームです。本作は1988年に翔企画から〈SSシリーズ〉として発売された『信玄 vs.謙信 川中島血戦』を現代の意匠で復活させた作品になります。
各陣営を担当するプレイヤーは自分の手番に自陣営のユニットを1つ選び行動させます。順番に1つずつのユニットで移動・戦闘を解決し、ターン終了後に回復をさせる手順を繰り返し勝利を競います。ゲーム開始時、上杉軍に対して寡兵の武田軍ですが、ゲームが進むに連れ、妻女山に向かっていた主力部隊が主戦場に来援するので、ゲームの前半・後半で攻守が逆転する面白さが魅力のテーマと言えます。
また今回の新版では、ヴァリアント追加ルールとして新規のユニットとルールを掲載しています。旧版も新版も1つのゲームで2つプレイすることができる魅力あふれる付録ゲームとなっています。



●駒160個1枚(15mm角)
●マップ1枚(A2判1枚)
●ルールブック1冊

ルール難度:低い
ソリテア性:高い

ゲーム・スケール:
●地図上の距離(1ヘクス)=約三町(約330m)
●1ユニット=約500〜1000人程度
●プレイヤー数=2人用
●プレイ時間=90分程度

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