〈Tomorrow the World〉（以後 TtW）というタイトルで展開するゲームデザイナー、タイ・ボンバの世界大戦〈if〉ストーリーは、本誌でもおなじみの各種仮想戦ゲームを生み出しただけでなく、かつては『日独最終戦争 1948』 の名でシリーズ化されて、説得力のあるワールドを創り出していた。本作はその世界観を元に最終決戦に至ったドイツと日本が航空戦力をもって互いの本土を爆撃し世界の覇権をめぐる戦いを再現した作品である。
世界の明日は、はたしてどうなるのだろうか？

【付録ゲーム】明日なき世界　Tomorrow the World 2
（ゲームデザイン：タイ・ボンバ）

『明日なき世界』は第二次世界大戦に勝利したドイツと日本が互いに覇権を決する対戦型のシミュレーションゲームです。プレイヤーは敵本土の都市を爆撃することで勝利点を得ますが、同時に自国本土の防衛も行い、攻撃と防御を担当することになります。2方面の戦場を同時に処理しなければならないのです。
プレイヤーは航空機の攻撃・防御数の分配を考慮し、勝利得点を失うリスクを背負うことで強力な増援の決定も判断できます。空戦の処理は簡略化されていますが、先制攻撃を有するジェット戦闘機などを巧みに利用することになるでしょう。また「電子戦」による手番変更や敵航空隊への妨害行動なども利用し勝利を導きます。自国の主要4都市が全て「都市破壊爆弾」によって攻撃されるとサドンデスで敗北するので、対空地上部隊や防空戦闘機の展開も勝利に大きく影響を与えます。本作の背景となったTomorrow the Worldの架空歴史ノートは本誌に掲載。この戦いに至るまでの「もうひとつの歴史」を知ることができます。



●駒216個1枚（15mm角）
●マップ1枚（A1判1枚）
●ルールブック1冊

ルール難度：低い
ソリティア性：低い

ゲーム・スケール：
●1ヘクス＝約55km
●1ユニット＝航空隊、航空団、戦闘機隊、飛行隊
●プレイヤー数＝2人用
●プレイ時間＝180分程度