コマンドマガジン143号 第6軍を救出せよ! Codeword Thunderclap Army Group Don,
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スターリングラードからソ連軍の反攻が始まる…… 1942
年6月28日から始まった工業都市スターリングラードを巡る攻防戦はドイツ軍を中心とする枢軸軍が90%以上の市街地を占拠しながらも、同年11月にソ連軍が発動した「ウラヌス作戦」により反撃を受け、約33万人にも及ぶドイツ第6軍が包囲される事態に陥った。この包囲を破り第6軍を救出すべく実施されたのが「冬の嵐作戦」である。第6軍の救出に向かうドイツ軍と、これを機に大反抗を仕掛けるソ連軍。スタリーングラードを巡る戦いは終幕を迎えようとしていた。
付録ゲーム:第6軍を救出せよ! Codeword Thunderclap Army Group Don, Nov. 1942 – Mar. 1943 (タイ・ボンバ)
『第6軍を救出せよ!』は、1942年11月〜1943年3月までのスターリングラード戦を題材にした、二人プレイ用のウォーシミュレーションゲームです。プレイヤーは最高司令官の立場で決断を下します。このゲームでは戦略レベルの要素に主眼を置いており、戦術的な要素はフレーバーとして扱っています。 本作は、移動と戦闘のシークエンスが特徴的といえるでしょう。盤上にあるお互いのユニット1つに移動か戦闘の行動を与えると手番は相手プレイヤーに移ります。相手プレイヤーが行動を終えるとまた手番が変わり、その手順を交互に繰り返しゲームは進行するのです。1ターン中に各ユニットは移動と戦闘の行動が許されており、相手の出方を見ることでダイナミックな機動運用が行え、フレキシブルに戦況を変化させることができるゲームに仕上がっています。 ゲームデザインはタイ・ボンバ氏で、彼の作品に共通するように簡素なゲームルールと盤上に配置する駒の少なさが本作にも反映されており、とてもプレイアビリティの高い作品と言えるでしょう。 ![]() ![]()
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コマンドマガジン日本語版についてコマンドマガジン日本語版は、毎号特集に沿った付録ゲームが付くシミュレーションゲーム専門誌です。シミュレーションゲームとは、歴史上の戦争について様々な角度から再現、検証することを目的としたゲームで、ウォーゲームとも言います。戦いに参加した部隊を表す紙のコマ(ユニット)と戦場を描写した紙製の地図(マップ)、そしてゲームの遊び方を説明したルールブックで構成されています。 |
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