コマンドマガジン182号(2025年4月20日発売)
イタリアの侵攻から始まった北アフリカでの戦いは、イギリス軍が圧倒的優勢だった。この状況を憂慮したヒトラーは、エルヴィン・ロンメルを指揮官として援軍を派遣。積極的攻勢に出てイギリス軍を圧倒し、イギリス軍が守る要衝トブルクに到達する。しかしトブルクの守りは硬く、幾度となくドイツ軍の攻撃を弾き返したが、枢軸軍による包囲が解かれることはなかった。イギリス軍はトブルク包囲を解くべく2度の攻勢を仕掛けるも、成果は上がらなかった。
新たに中東方面軍司令官に着任したクロード・オーキンレック大将は戦力を充実させてからの攻撃を提案。新たに第8軍が創設された。そして1941年11月18日、第8軍は進撃を開始。トブルクの開放、そして枢軸軍の撃滅を企図した「クルセーダー作戦」が発動されたのである。
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4,000円(税込 4,400円)