―― 我が成す事は我のみぞ知る 坂本龍馬 ――
〈遊ぶ、幕末大河ドラマ〉
『志士の時代』は、江戸時代の末期ペリーが来航して混乱をきたした時期から明治維新への期間に活躍した人物が多数登場するゲームです。
登場人物が歴史に与えた影響力は勝利点という形で表されており、プレイヤーは勝利点を獲得すること、すなわち登場人物を集め歴史を動かすことを目指します。
人物によっては、特定の人物を獲得しやすくしたり状況を変更させる「特典」もあり、ふさわしい時期に用いることでゲームの展開を有利にできます。
そしてその結果として、プレイヤーはどのような政治体制を目指しても構いません。しかし国内の混乱が続くようであれば、海外の列強が日本へ押し寄せ、全プレイヤーの敗北となる事態も起こりえるのです。
幕末の時代を俯瞰しながら、プレイヤーが歴史を組み立てていく、まさにドラマのようなゲームなのです。
〈ゲームデザインは鈴木銀一郎氏〉
『志士の時代』は鈴木銀一郎氏がデザインしたゲームで、2011年にウォーゲーム日本史第8号で発表されました。
ゲーム前半の幕末混乱期部分ではカードプレイを中心としたボードゲームの技法を、後半の戊辰戦争部分ではウォーゲームの技法を用いた、「ボードゲームとウォーゲームの融合」を目指した意欲作でした。
〈新版〉では、カードの追加と内戦(戊辰戦争)ルールの一部を変更しています。またプレイヤーが任意に採用できるバリアントも用意しました。
もちろん、ウォーゲーム日本史掲載時のオリジナル・バージョンもプレイできる仕様になっています(こちらも一部のルールについては調整を行っています)。
〈新版の変更点〉
【カードの追加】
岡田以蔵、中村半次郎、坂本龍馬(新版差替用)、小栗忠順、大鳥圭介、スネル兄弟、イベント
【マップの変更】
歴史ゲージの獲得得点範囲の変更
【ユニットの追加】
武器マーカーの追加、兵力駒の「近代化」
【ルール】
内戦(戊辰戦争)ルールの改訂、フィクサールール(バリアント)の追加
●ルールブック1冊(フルカラー)
●マップ1枚 (A3判1枚両面フルカラー)
●駒シート1枚(15mm角)
●カードシート6枚 (カード54枚)
●ダイス3個(6面体)
[プレイ人数] 3〜6人
[プレイ時間] 90〜120分程度