ウォーゲームブームの中国から
卓上戦略ゲームの新シリーズ「BANNER」到来!
「BANNER」は、中国のパブリッシャーである戦旗工作室(Banner of War studio)が新たにスタートした、冊子タイプのウォーゲーム・シリーズです。同社は、『ドイツ戦車軍団』や『TANKS+』『Panzer Waffe』といったIED商品のみならず、多数のメーカーからライセンスを取得し、数多くの中国語版を手掛けてきました。その製品品質はとても高い水準にあり、中国におけるウォーゲームブームの一翼を担う存在ともなっています。
「BANNER」はそんな中国市場において、新作発表のプラットフォームとなることを意識して創刊されました。記念すべき第一号には、新作ゲーム『ソウルの夜』が収録されています。
『ソウルの夜』は、1979年の韓国ソウルで起きた軍事クーデターがテーマで、A3判のマップにコマ数41個と非常にコンパクトなサイズながら、事件の状況を見事に再現しているゲームです。ヘクスを用いたオーソドックスな移動戦闘システムを用いながら、活性化やイニシアチブ取得に軍事リソースを配分するギミックを取り入れていて、ミニゲームながら奥深い駆け引きが求められます。
★この商品にはルールの日本語訳が付属しています。
日本語訳にはデザイナーズノートが含まれていて、ゲームデザインの動機なども知ることができます。
★a-gameでは、このBANNERシリーズを今後も継続して取り扱っていく予定です!
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『ソウルの夜』とは
1979年12月12日、国軍保安司令官である全斗煥少将は、第9歩兵師団長の盧泰愚少将とともに秘密組織「ハナ会」を率いて軍事クーデターを決起、当時対立していた戒厳司令官の鄭昇和総長を逮捕した。これに対して、陸軍本部の尹誠敏参謀次長と首都警備司令官の張泰玩少将はクーデター側の鎮圧に乗り出し、動員可能な部隊に出動を要請した。だが情報の混乱と様々な妨害により、ソウルの要部は次々とクーデター側の手に落ちていく。
『ソウルの夜』は、粛軍クーデターと言われる韓国の首都ソウルで発生した軍内部の反乱事件をテーマにしています。このクーデターにより、全斗煥は軍の実権を掌握し、翌1980年5月の非常戒厳令全国拡大を経て、同年8月に大統領に就任しました。韓国の軍事史における重要な出来事ですが、ウォーゲームとしては非常に珍しい作品となります。司令官マーカーや当時の状況を再現したイベントなど、歴史への興味をかきたてられる要素が詰まっています。
内容物
■ゲームマップ1枚
■駒41個(駒シート1枚)
■ルールブック1冊
プレイ時間:45分
プレイ人数:2人