2011/06/07
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● 『UBONGO』しようか?
コンポーネントを開けてみると、沢山のシートとパズルのピース。砂時計に宝石だろうカラフルなプラスチック類。 「なんだ、ちゃっちい子ども騙しなゲームなのか……」 と、内容物だけで判断してしまいそうなゲームなのですが、とんでもない。この『UBONGO』は閃きとスピードを要する、流行の「脳トレ」ゲームに匹敵する作品。 もしご自宅にお子さんがいらっしゃるとして、小学生ぐらいならば大人と「対等に」遊ぶことは可能かも? しかも、大人が負ける場面に結構直面することになるはず。もしそれより小さい子どもだったとしても、大人に混じってスピード勝負は出来ないでしょうが、きっと発想力を鍛える良いアイテムになるでしょうね。そんな知育ゲームとしても大いに利用したいゲームなのです。 アナログゲームをこよなく愛する人ならば、友人と集まってちょっとした時間が出来た時に、このゲームを出してくればかなり白熱したゲームを楽しむことが出来るでしょう。2人より3人、できれば4人でプレイしたら、この手のゲームが得意か不得意かよーく解りますから。 ●基本はとても簡単 で、早速ですがこのゲーム、ルールはとても簡単。プレイヤー全員が一斉にパズル台をめくって、そこに与えられたパズルピースを使い台紙の上に全てを綺麗に置くと「ウボンゴ!」と言って早くできあがったことを主張します。 1番の人からボーナスとして「赤い宝石」と袋の中に入れている宝石を1個取ります。2番の人は「茶色の宝石」と袋から宝石を1個、以下の順位は、袋の中の宝石を1個取ることが出来ます。パズル完成には制限時間があり、制限時間内にパズルを完成させることが出来なければ「宝石」は1個ももらうことが出来ないのです。 制限時間はこの画像を見て解るように、ゲームに砂時計が入っているのでこれで計ります。 「なんだ、簡単なゲームじゃねぇか……」 と思うでしょうね。 ええ、とても簡単なゲームなんです。しかし、個のパズルピースが結構ちゃんと収まらないんですよね、これが。
あ、なんでこんなことに気付かなかったんだ!? というような場面に何回も出くわすことでしょう。 ●何回も遊べるゲーム パズル台は両面に問題が印刷されています。片面は3ピースしか出てこない「簡単」な問題で、もう片方が4ピース出てくる「難しい」問題。 3ピースだからといって侮ると結構痛い目にあいます。数が少ないからこそ小さな枠に先入観を持ってピースが埋まりにくくなることが……。柔ら無く柔軟な発想を持っている人の方がきっと早く説くことが出来るのです。 ゲームに準備されているパズルの台紙は54枚あり、両面を使うこととピースの色によって形が変化することなどから432パターンのゲームを楽しむことが出来ます。 「以前やったことがある台紙だぞ!!」 と思っても、ピースの色が異なれば状況は一変するでしょう。 ●試しに問題を解いてみる てなわけで、試しに1枚の台紙を引っ張り出して問題を解いてみることに。本来は多人数で競争するのですが、今回は1人で(寂しく)テスト、テスト。本来は袋の中に6角形の色つきトークンを引き、そのトークンの色のピースを使うのですが、今回は紫を使用。必要な形のピースは画像の通りです。 ピースを準備して早速置いてみることに。砂時計は準備しなかったので追い詰められることはなかったのですが、なかなかピースが合わず苦戦しております。 ええと……これが……おや? これじゃ駄目だし…… と色々考えながらピースを裏表して台紙に置きますが、なかなかぴったり入りません。
完成した時の達成感は、結構良い感じ。これがこのゲームの面白さなのかもしれませんね。 『UBONGO』はいくつかのシリーズ作品が既に登場しています。アナログゲームショップでは、今回例示の画像で使用した『Ubongo Extreme』と対戦専用にデザインされた『Ubongo Duel』の2作品が発売中。今後、オリジナルの『UBONGO』も店舗にて販売を予定しています。 |
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