コマンドマガジン162号 群雄割拠:三国志 A Story of the Three Kingdoms |
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中国の明代(1368年から1644)に書かれ、後漢末期と魏・呉・蜀による三国時代を舞台にした歴史小説『三国志演義』。明・清の時代の中国において最も広く読まれ書物として例えられているが、日本でも多くの作家がこの世界観を舞台に魅了され熱心なファンが多いテーマのひとつだ。 魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備が天下の覇権を争う物語は、漢王朝の復興と乱れた世をまとめ平和な天下国家を築くことに理想を燃やす劉備を中心に物語が展開することが多いが、魏の曹操の視点で描かれたり、主君に仕える人物を中心に展開する物語も多く好まれている。 歴史はその人物たちがどのように活躍し名を残したのかで勝ちは決まっていく。その歴史を自らの手で紐解くことはできるのだろうか……。 群雄割拠:三国志 A Story of the Three Kingdoms (ゲームデザイン:砂漠のキタキツネ&AMI)
『群雄割拠:三国志』は、歴史小説でもおなじみの「三国志」をテーマにした3〜4人用のボードゲームです。各々のプレイヤーが特定の群雄や勢力を操るのではなく、三国志の時代に活躍した群雄を盤面に展開し、この時代にどれだけの影響力を与えたかを得点化し勝利を競います。 『登場する勢力の英傑や武将、イベントがカードに表されており、それを自分の手番で選択、盤面で部隊を展開します。展開し終えれば土地ごとに与えられた勝利得点を合計してゲーム終了時に最も多くの得点を得ているプレイヤーが勝利します。 『ゲームは人数によりますが、3〜4ターンしかなく、プレイ時間が短いのが魅力のひとつです。拡張ルールなどプレイにアクセントを加えるルールも多数与えられており、短時間で何回もプレイすることも可能になっています。 『誌面では付録ゲームに合わせて「歴史や戦争をテーマにしたゲーム」を特集。普段のシミュレーションゲームとは視点の異なる作品を中心にお届けします。 ![]()
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