コマンドマガジン147号 アイゼンハワーの戦争 Eisenhower’s War |
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「大切なのは計画ではない。立案である」 ドワイト・アイゼンハワー
1944年6月6日、ノルマンディ上陸作戦を機に連合軍の反撃が始まった。7月31日にノルマンディからの突破に成功した連合軍はファレーズの包囲戦で勝利、ドイツ西方軍は壊滅することとなる。 連合軍最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワーは、ヒトラーの第三帝国にとどめの一撃を放つべくフランス北部及び東部に部隊を進め、年内にはこの大戦を集結すべく前進を命令した。 アイゼンハワーの大戦終結プランは着実に進みつつあった。が、しかし…… 『アイゼンハワーの戦争』Eisenhower’s War (タイ・ボンバ/ダグ・ジョンソン)
ノルマンディー上陸作戦後、フランス解放、そしてベルリンへ向けて進撃を行う西側連合軍の戦いを、最高司令官アイゼンハワーの立場で再現した戦略規模の作品が本作になります。立ちはだかるドイツを中心とした枢軸国は、果たしてその計画を阻止して再び第三帝国による主導権を奪還することができるのでしょうか。 『アイゼンハワーの戦争』は、ベーシックなウォーゲームのシステムで構築されており、9ターンと長めに感じるゲームターンも想像以上にスピーディにプレイすることができます。連合軍は各ターンに設定された条件をクリアしなければゲームを続けることができないので、実際のアイゼンハワーの進撃度を下回る場合、即座に敗北を喫します。西側連合軍プレイヤーは部隊のマネージメントと戦略眼が試され、枢軸国側は頑強に抵抗することでアイゼンハワーの侵攻プランを打ち破らなければなりません。 歴史ノートはゲームデザインに携わった1人、タイ・ボンバ氏による翻訳記事を掲載。当時のアイゼンハワーの苦しい立場を垣間見ることができます(World at War60号掲載記事)。
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コマンドマガジン日本語版についてコマンドマガジン日本語版は、毎号特集に沿った付録ゲームが付くシミュレーションゲーム専門誌です。シミュレーションゲームとは、歴史上の戦争について様々な角度から再現、検証することを目的としたゲームで、ウォーゲームとも言います。戦いに参加した部隊を表す紙のコマ(ユニット)と戦場を描写した紙製の地図(マップ)、そしてゲームの遊び方を説明したルールブックで構成されています。 |
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