コマンドマガジン146号 官渡戦役 The Battle of Guandu |
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勝つは袁紹か、曹操か!? およそ1800年前、後漢王朝は度重なる内乱によって疲弊し、中国大陸における影響力は失墜していた。これにより、いくつもの群雄が割拠して覇権を巡って争いをくり返す時代へと突入する。その中で勝ち残ったのが曹操と袁紹だった。彼らは周辺のライバルたちを滅ぼし、中原の二大勢力となる。二人は旧知の仲で親交もあったが、双方の勢力が大きくなるにつれて対立するようになり、衝突は免れない状態になってしまう。
建安5年(AD200年)、袁紹は曹操を討つべく南進を開始する。一方曹操はこれを迎え撃つべく官渡の地に陣を構えた。圧倒的に袁紹側が有利な状況であったが、曹操は知謀を尽くした計略でもって袁紹に挑む。歴史のターニングポイントとなった『官渡の戦い』の始まりである。 付録ゲーム:『官渡戦役』The Battle of Guandu (砂漠のキタキツネ)
コマンドマガジン誌上はじめて中国史をテーマにした付録ゲームが登場! 国内でも人気の「三国志」で重要な戦いとなる「官渡の戦い」を本誌141号『ノルマンディの切り札』のデザイナー、砂漠のキタキツネ氏が制作しました。 自陣営に準備されたカードをリソースにして、カードに記載されているイベントか作戦値を消費することで部隊を展開します。ゲーム開始時に使用できるカードは限られていますが、リソースを利用してカードを購入し、自陣営のカードデッキを構築することで戦略の幅を増やすことも。いわゆるデッキ構築型のカード・ドリブン・システムを採用した作品と言えるでしょう。 戦略と作戦の幅は広いものの、ゲームのベースとなるシステムはシンプルに設計されており、ボードゲームライクでプレイアビリティの高い作品に仕上がっています。プレイ時間も120分程度なので、1日に何回も対戦することができるでしょう。 コンポーネントイラストは中国のWar Drum Games(WDG)の協力を得て制作。カウンターサイズもイラストを活かすため20mmを採用し、カードも両面フルカラーとなっています。
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コマンドマガジン日本語版についてコマンドマガジン日本語版は、毎号特集に沿った付録ゲームが付くシミュレーションゲーム専門誌です。シミュレーションゲームとは、歴史上の戦争について様々な角度から再現、検証することを目的としたゲームで、ウォーゲームとも言います。戦いに参加した部隊を表す紙のコマ(ユニット)と戦場を描写した紙製の地図(マップ)、そしてゲームの遊び方を説明したルールブックで構成されています。 |
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